westergaard 作品分析

映画、ミュージカル、音楽、自分が好きなものを分析して語ります。

*Frozen Broadway* 10. What Do You Know About Love 歌詞

10. What Do You Know About Love

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位置付け

09. Reindeer(s) Are Better Than People をノースマウンテンの麓で相棒のトナカイ、スヴェンとデュエットするかのように歌っていた山男クリストフを見つけたアナ。

今回の出会いはオーケンの店ではありません。

そのため、アナのドレスは「こおっちゃう、こおっちゃう」状態です。

見かねたクリストフは、スヴェン(自分の本心)との会話をします。

 

スヴェン「彼女死んじゃうよ」

クリストフ「知らないよ」

スヴェン「それでも手出すけをオファーするべきだよ」

 

それを聴いたアナは、

アナ「どういう風に助けてくれるの?」

と。

クリストフは、「吹雪はノースマウンテンから来ていて、おそらくそこに女王がいるだろう。そこへいくためには、あったかい服や、登山スキルがいる。それらはどれもオレが持っている。」と言って、クリストフが持っていた替えの登山服を貸してくれます。

ブローズンでは、このようにしてクリストフの方から、手助けすることをオファーしてきます。

 

そして映画ではソリでしていた会話をし始めます。

(ちなみに今回は、ソリにも乗らなければ、オオカミに襲われることもなければ、ソリが燃えることも、新しいソリをプレゼントすることもありません)

 

クリストフ「女王はなんでこんなことをしたんだ?」

アナ「私がその日出会った人と婚約したのよ。それでダメっていわれたから私も姉さんも怒っちゃって…」

クリストフ「その日にあった人と?」

 

アナ「だからそう言ってるでしょ?」

クリストフ「両親から知らない人に気をつけろって言われなかったのか?」

アナ「ハンスは知らない人じゃないもの!」

っといった感じで、会話からだんだん歌に入っていきます!

 

歌詞と対訳


"What Do You Know About Love?" from FROZEN on Broadway (Official Lyric Video)

 

では歌詞と対訳です。

(ちなみに、YouTubeで公開されているプレバージョンとサントラに収録されているバージョンは少し歌詞なども含め違う部分があります。この記事では、サントラバージョンを文字起こししています。)

 

※1.なお歌詞は、私が聴き取ったものになるので正確かどうかの保証はありません。また対訳もざっくりとつけていますのでご指摘やご意見ありましたらコメントしてください。

※2.歌詞だけが見たい場合はこのままみてください。「続きを読む」以降では、合間で解釈や解説を語りながら、あらためて歌詞をおさらいします。

 

[Anna]

"Hans is not a stranger"

ハンスは知らない人じゃないもん

 

[Kristoff]

"Okay. So, what's his last name?"

そうか。じゃあそいつの苗字は?

 

[Anna]

"Of the Southern Isles!"

「サザンアイルズの」!

 

[Kristoff]

"Foot size?"

足のサイズは?

 

[Anna]

"Foot size doesnt matter."

足のサイズなんて関係ないわ

 

[Kristoff]

"But knowing a man before you marrying him

Uh… kind of does."

でも、結婚する前にその人について知ることは

そこそこ関係あると思うぜ。

 

[Anna]

You've got opinions on my life and my relations

But let me tell you what

私の人生や恋愛に文句あるみたいね!

でも一つだけ言わせてちょうだい

 

[Kristoff]

"Okay. Enlighten me"

よし。なら教えてくれ

 

[Anna]

Love is the one thing that has zero complications

And I can trust my gut

愛っていうのは、全然難しいことでもなんでもないの

それに私、自分の直感に自信あるわ

 

[Kristoff]

"Okay. You frighten me"

そうか。ゾワゾワするぜ

 

[Anna]

Some people know their hearts

The minute true love starts

自分の心がわかる人もいるの

真実の愛が生まれた途端に気づける人も

 

[Kristoff]

Some people read a lot of books

物語をたくさん読むやつもいる

 

[Anna]

"I like books!"

本は好きよ!

 

Some people simply know

When true love says "Hello"!

すぐ わかる人もいるの

真実の愛の人が挨拶して来た時に

 

[Kristoff]

Some folks are taken in by curly locks and princely looks!

巻き毛の髪と王子らしい見た目の虜になるらやつもいる

 

[Anna]

"He does have princely looks. We agree on that one!"

彼はたしかに王子らしい見た目してるわ。それはお互い納得でしょう?

 

[Kristoff]

"Right! Ah, by the way, what color eyes does he have?"

そうだな!あぁ、ところで、彼の瞳の色は何色?

 

All I'm sayin' is when you go to climb a mountain

You don't just jump to the top

オレ言ってるのは要するに

君が山を登る時

最初からてっぺんに跳んでいくのはムリってこと

 

 

[Anna]

If it's true love you can!

これが真実の愛なら出来るわ!

 

[Kristoff]

There's scalin' and scramblin'

よじ登ったり、はい登ったりしながら

And too many steps for countin'

数え切れないほどの段差がある

And the work doesn't stop

そうやっていつまでも終わらないんだ

 

[Anna]

Maybe for you

きっとあなたにとってはね

 

[Kristoff]

Love's not an easy climb

愛は簡単な登山じゃない

You have to take your time!

時間をかけなきゃだめだ!

 

[Anna]

We get a whole life, that's the plan

これから一生かけてやってくわ、それが計画よ

 

[Kristoff]

That's not a plan!

それは計画じゃない!

 

Love's not a thing you get

It's work and tears and sweat

愛は手に入るものじゃない

涙や汗を流してやっていく仕事のようなものなんだ

 

[Anna]

So says a sweaty, smelly mountain man!

要するに、汗かきで、臭い山男のこと?

 

[Both]

Oh, what do you know about love?

What do you know about love?

全く、あなたが愛の何をわかってるっていうの?

あなたが愛の何をわかってるっていうの?

あなたが愛の何をわかってるっていうの?

 

What do you know about love?

What do you know about love?

あなたが愛の何をわかってるっていうの?

あなたが愛の何をわかってるっていうの?

 

[Anna]

Have you even kissed a girl?

I mean, a human girl!

女の子にキスしたことあるの?

ちなみに「人間」の女の子ね!

 

[Kristoff]

"Oh"

あぁ

 

[Both]

What do you know about

Anything, anything?

何をわかってるっていうの?

何を?何を?

 

[Kristoff]

Anyone with half a brain

Would have worn some winter gear!

脳が半分でもあれば

冬の装備を身につけるはずだね!

 

[Anna]

Anyone with half a life

Would have one friend who's not a deer!

半生過ごして来たら

鹿じゃない友達が一人はいるはずよ!

 

[Kristoff]

I do!

いるさ!

 

Any fool who jumps headlong

Is gonna bang their head!

軽率にジャンプする馬鹿は

頭をぶつけるよな!

 

 

[Anna]

Any fool who doesn't jump right now

Is probably gonna end up dead!

今すぐジャンプしない間抜けな人は

多分死んじゃうわ!

 

[Kristoff]

"Whooooooa!"

うわーー!

 

[Anna]

Like I said

ね、言ったでしょ

 

"You okay there?"

大丈夫?

 

[Kristoff]

"I've been better..."

まぁまぁだな

 

[Anna]

"You should have listened to me!

I've got good instincts!

I know danger when I see it

Just like, I know love when I see it.

Whoa!!!"

私のいうこと聞いておくべきだったのよ!

私、勘はいいの!

危険なことは見ればわかるの。

ちょうど、見た瞬間に愛がわかるようにね!

うわぁー!

 

[Kristoff]

"Whoa! Whoa! Whoa! Thank you!"

おう、おう、おう!ありがとう!

 

[Anna]

"Ah, that's not quite how I thought we'd end up"

あぁ、ちょっと、私が想像してた展開とは、かなり違うかも

 

[Kristoff]

"You've got to think things through in life, and... in love"

君は人生を通して物事を考えるべきだあと愛についても

 

[Anna]

"Touché"

『参りました』…

 

[Kristoff]

"Here. Grab on and brace yourself. Ready?

Here we go!"

ほら、掴んで、力をこめて。いいか?

引くぞ!

 

[Anna]

"Whoa! Whoaa! Whoaaa!"

わぁわぁわぁーー!

 

I'd like to point out that we've come a good long way here

ここまで、かなり長い道のりきたわね

And that you're–wow–really strong!

あなたって、ほんと、とっても力持ちね!

 

[Kristoff]

"I lift a lot of ice"

たくさん氷を運ぶからな

 

You saved my life just now

I guess I gotta say here

My first impression was wrong

君は今オレの命を救ってくれた

多分、こう言うべきだな

オレの第一印象は間違ってたら

 

[Anna]

"And see? You're nice!"

ね、そうでしょ?あなたいい人ね!

 

[Kristoff]

That jump was really brave

あのジャンプは、とっても勇敢だった

 

[Anna]

Your catch was quite a save

あなたのキャッチに助けられたわ

 

[Kristoff]

You've got some guts!

君にも根性があるな!

 

[Anna]

You've got some brains!

あなたにも脳があるのね!

 

[Kristoff]

"Thanks"

どうも

 

[Both]

With miles and miles to go

まだかなりの道のりあるけれど

I guess it's nice to know

That I can trust you

よかったわ、あなたが信頼できるってことがわかって

Though the question still remains...

それでも拭いきれない疑問は

What do you know about love?

あなたが愛について何をわかってるっていうの?

 

[Kristoff]

"Just, be careful"

気をつけるんだ

 

[Both]

What do you know about love?

あなたが愛について何をわかってるっていうの?

 

[Anna]

"Have a little faith"

ちょっとは信用してちょうだい

 

[Both]

At least we know one thing

This trip should be interesting!

少なくともハッキリしてるのは

この旅が面白くなりそうってこと!

 

What do you know about love?

What do you know about love?

あなたが愛について何をわかってるっていうの?

あなたが愛について何をわかってるっていうの?

 

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*Frozen Broadway* 07. Dangerous to Dream 歌詞

07. Dangerous to Dream

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位置付け

舞台にはエルサを中心にそばに司教と召使い。

エルサは直前の曲、 06. Queen Anointed の終盤部分で、エルサはあの紫のマントを羽織らされます。

この描写、とっても大事な気がします。

映画版であのマントは、初めから身につけた状態で戴冠式のシーンがスタートします。

しかし、舞台では司教の前で、召使いにつけてもらう場面が挟まれることで、エルサにとって、マント(=女王としての責務の象徴)が「背負わされたもの」であることがビジュアルとして表現されるわけです。

ここがあることで、 "Let It Go" で吹き飛ばすことの意義が引き立ちます。

エルサが背負わされた国に対する女王としての責任を放棄(Let go)することを意味するのがより分かりやすくなるわけです。

(実際、映画版の絵的にもエルサはマントを引きずってノースマウンテンを登っているのも、その "重さ" からかもしれません。)

戴冠式の儀式が進行する中で、エルサが心中を打ち明ける形で心の声として歌われるのが、この 07. Dangerous to Dream です。

 

"Dangerous" は、映画版でも、"Frozen Heart" の歌詞の中で、"Beautiful, powerful, dangerous, cold!" と、キーワードの1つとして登場し、エルサが自分自身を Danger と捉えるようになっていくことが描かれます。

"Dream" については、映画ではあまり強調されていませんでした。

セリフとして発せられた中で、"dream" という単語が使われるのは(私が見落としていなければ)5回。

アナが "For the First Time in Forever" で2回、ハンスとの会話の中で1回、クリストフにハンスの目の色が "dreamy" だという時に1回。

あとは、オラフが "In Summer" で、

When life gets rough

つらい時には

I like to hold on to my dream

夢にしがみつこう

という詞の中で使いますが、エルサが口にしたセリフの中に "dream" はありません。

もちろん、オラフのセリフをエルサの本音とする説は多々あり、これもその一つだろうと私も解釈していたこともあり、今回、エルサのソロナンバーのタイトルに "dream" が入ってて、なかなか興奮しました。 

ブローズンでは、02. A Little Bit of You の記事で紹介したように、エルサがオラフに付け加えた自分らしい要素(a little bit of Elsa)の一つとして、「夢見るのが好き」というのをあげています。

ikyosuke.hatenablog.com

ここから、ブローズンのエルサは、オラフが(普通であれば溶けてしまう)夏の世界へ行くことを夢見るように、起こらないだろうことを想像し夢見るのが好きな人として描かれていると取られることができます。

 

では一体エルサは何を夢見ているのか、またそれがなぜ Dangerous 危険なのか、歌詞を分析したいと思います。

 


"Dangerous to Dream" from FROZEN on Broadway (Official Lyric Video)

歌詞と対訳

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では歌詞と対訳です。

 

 

[Elsa]

I can't be what you expect of me

みんなが期待する女王にはなれないわ

But I'm trying every day with all I do

それでも毎日出来る限り努力をしてるの

And do not say

口にはしないけど

Here on the edge of the abyss

こうして崖っぷちに立ってるのも

Knowing everything in my whole life has lead to this

私の運命が導いたんだってわかってる

And so I pull inside myself

だから全てを内に秘めて

Close the walls put up my guard

壁で閉ざして警戒してる

I've practiced every single day for this

この日のために毎日毎日練習してきた

So why is it so hard

だから難なくできるはずよね?

 

'Cause I can't show you

だって見せられないんだもの

I'm not cold as I seem

思われてるほど冷たい人じゃないってことを

There are things you cannot know

みんなが知ってはならないことがある

And it's dangerous to dream

そんなこと夢見るなんて危険

 

[Anna]

Sorry, I'm late!

遅れてすみません!

 

[Elsa]

I know I'll never see that sunny day

わかってる 私が二度とあんな輝く日を過ごせないこと

When this trial is finally through

この試練がついに終わったら

And it could just be me and you

あなたと私で二人きりになれる

I can't dwell on what we've lost

私たちが失ったものをくやくや悩んではいられない

And our secrecy and silence comes at such a cost

私たちの秘密や黙秘がこれほどの犠牲を生むとは

 

I wish I could tell the truth

本当のことを言えたらいいのに

Show you who's behind the door

閉ざした扉のこちら側にいる本当の自分を見せられたらいいのに

I wish you knew what all this pantomime

And pageantry was for

この振る舞いや演技を何のためにしているのか

あなたが知っててくれたらいいのに

I have to be so cautious

とても用心深くしていないといけない私

And you're so extreme

あなたはかけ離れてるわよね

We're different, you and I

あなたと私は違うのよ

And it's dangerous to dream

こんなこと夢見るのは危険よね

 

It's dangerous to wish

I could make choices of my own

こんなことを願うのは危険

私が自分で決断できるなんてことを

Dangerous to even have that thought

そんなこと思うことさえ危険だわ

 

I'm dangerous just standing here

For everyone to see

私は危険なの

大勢の前でここに立っているだけでも

 

If I let go of rules

もし「きまり」を捨てて自由になったら

Who knows how dangerous I'd be?

私がどんなに危険だか、誰が知っているかしら?

 

[Bishop]

Your Majesty, the gloves

陛下、手袋を

 

[Elsa]

Why right now would I make this mistake?

いまここでミスを犯すわけないよね?

How could I let my concentration break?

集中を切らしてしまうなんてあり得ないわよね?

"Conceal... Don't feel..."

"Conceal... Don't feel..."

"Conceal... Don't feel..."

隠して感じないように

 

[Bishop]

Sem hon heldr inum helgum eignum

Ok krýnd í þessum helga stað

Ek té fram fyrir yðr...

Queen Elsa of Arendelle!

アレンデールのエルサ女王!

 

[Ensemble]

Queen anointed

聖別されし女王

Our chosen daughter

我らが選ばれし女性

Our blessed queen behold!

我らの神聖な女王が即位された!

 

[Elsa]

I can't believe that I'm standing here

信じられないわ

今こうしてここに立ってること

Did I really make it through?

本当に何事もなく終わったの?

"Father, I did it!"

お父様、私やったわ!

Now, what do I do?

これからどうしたらいいの?

I can't stop smiling, how strange

嬉しくて微笑みが止まらないわ 変な感じね

Does this mean that things are different?

これでもう全てが変わったってこと?

Could they really change?

本当に世界が変わるのかな?

 

And could I open up the door

扉を開け放てるの?

And finally see you, face to face

ようやくあなたと顔を合わせられるの?

I guess the queen can change the rules

女王はきまり変えることはできるはずだけど

But not the reasons they're in place

その「きまり」が定められている理由を変えるのはムリね

I can't be what you expect of me

やっぱり私はあなたが期待するような人にはなれないわ

And Im not what I seem

私はみんなに思われてるような人じゃない

But I would love to know you

それでも私はあなたのことをもっと知りたい

Is it dangerous to dream?

これって危険なことかしら?

 

 

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*Frozen Broadway* 06. Queen Anointed 歌詞

06. Queen Anointed

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位置付け(06. Queen Anointedまでの経緯)

ハンスの自己紹介ソング、 05 Hans of the Southern Isles が終わると、戴冠式の始まりを告げる金が鳴ります。アナは、「またあとで会えるわよね?」とハンスに声をかけ、舞台からはけます。

前回、 Hans of the Southern Isles で絵の紹介をさせてくださった潤子さんによれば、この時ハンスがちっさくガッツポーズをしてたそうな!

そして、アンサンブルによって、エルサを讃えるアカペラ曲、 Queen Anointed が歌い始められます。

 

ちなみに映画版では、アレンデールの聖歌隊?が歌う、 Heimr Àrnadalr が入りますが、ブローズンではこれが Queen Anointed に置き換えられています。

イントロは、 Vuelie のフレーズから始まります。

 

歌詞・対訳

[Ensemble]

Na na na heyana

Nahi yahanaha

 

Queen anointed

Queen anointed

Queen anointed

聖別されし女王

Our chosen daughter

我らが選ばれし女性

With blessed crown of gold

神聖な黄金の冠をお召しになられ

Northern glory, our golden sister

北方の栄誉、我らが黄金の姉君

The heir to kings of old

歴史ある王たちを後継される方

Let our voice

This sacred hour

Let our voice

我らの声で この神聖なるときに

Sing praise and bring to light your power

賞賛して貴方様のお力を明るみに出そう

Bring to light your power

貴方様のお力を明るみに出そう

Noble Queen of our Northern Islands

我らの北方諸島の高貴な女王様

We are in your hands

我らの全ては貴方様にお委ねします

 

 

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*Frozen Broadway* 05. Hans of the Southern Isles 歌詞

05. Hans of the Southern Isles

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位置付け(05. Hans of the Southern Islesまでの経緯 

クリストフとハンス、アナの出会い方

04. For the First Time in Forever の終了時点で、エルサは舞台から退場。舞台には、開いた門から入ってきた国民や来賓たちはアナを中心にして立っています。

クリストフが氷を乗せた台車を動かしたところ、城の中に見とれていてよそ見していたハンスが氷の上に倒れ込みます。慌てたクリストフはそのまま氷の車を止めようとしますが、付近にいたアナも巻き込み、ハンスの上にうつ伏せ状態になるようにアナが倒れこみます。

この状況については、ハンス好きな潤子さん(Twitter: @JMotju)がブローズンレポとして絵で表現してくださっています。ご本人に許可を得られたので、画像を引用しています。

 

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まさにこのような感じです。

ハンスとアナはこのように出会います。

 

クリストフが、ハンスとアナを「バカップル」呼ばわり!?

私が記憶してる会話はこんな感じです。私の記憶してるキーワードから再現した、あくまで雰囲気です。

 

Kristoff: ちょっと、そこのバカップル(lovebirds)?

Anna: あ〜、私たち知り合いでもないんだけど(actually, we've never met)

Hans: でも、今初めてこうして会ってるじゃん(but, we are meeting now)

Anna: そ、そうね

Kristoff: なんでもいいけど!オーケー、君たち冷たい飲み物好きか?

Anna: ええ。

Kristoff: お前たちの飲み物を冷たくしてるのは、この氷だ!この、素晴らしい、クリーーーンな氷だ!!(はっはっはっは笑)だからドケこの野郎!

 

クリストフが、ハンスとアナと同時に初対面すること自体びっくり展開なのに、まさかの一言目が、「バカップル」ですよ!?笑

こうして、売り物である氷の上に乗っかられたクリストフは激オコなまま退散していきます。(笑)

よくもこんな出会い方、脚本として思いついたな、と。

 

"I'm just me." 私は何者でもないわ。/後継者じゃなくてただのスペア "代替え" よ。

そしてハンスと二人きりになると、アナが、映画でもあったあのセリフを。"It's awkward. Um, I'm awkward, you are gorgeous, wait what?" 。

そしてアナは、映画と同じように、自分が女王になる方のプリンセス、つまりエルサではなくてよかったね、と。

Anna: Im not THE princess. My sister, Elsa is the Queen. I'm jsut me.

Hans: Just you? (これも映画にありますね)

Anna: I'm not the heir, I'm just a spare. (これは追加された大事なセリフ)

「後継者じゃなくて、ただのスペア “代替え” よ。」

 

これ、本編の方で没になったDeleted Song "More Than a Spare"を想起させる、というかロペス夫妻とリー監督がどっちも関わってるのだからそこからきてるとしか思えないセリフで、すごく印象的でした。

 

たしか、アナは、それに続けて「自分は、"sheltered life" (閉じ込められた人生)を送って来たから、"actual real life people" とこうやって会話するの苦手なんだ。でも上手くなりたいわ〜」なんてことを言うんですが、さすがのハンスもレスに困って沈黙…みたいなシーンで笑いが起きてたと記憶してます。

そして、「じゃあね!楽しんで」と、その場を去ろうとするアナを引き止めようと、ハンスは声をかけます。

こうして始まるナンバーが、ハンスの自己紹介ソングにして、2度もリプライズされる、ハンスのテーマソング 05. Hans of the Southern Isles です。

 

歌詞と対訳

※1.なお歌詞は、私が聴き取ったものになるので正確かどうかの保証はありません。また対訳もざっくりとつけていますのでご指摘やご意見ありましたらコメントしてください。

※2.歌詞だけが見たい場合はこのままみてください。「続きを読む」以降では、合間で解釈や解説を語りながら、あらためて歌詞をおさらいします。

 

[Hans]

"Wait, don't go"

待って、行かないで

"You don't have to be embarrassed princess 'Oh-I'm-just-me' "

恥ずかしい王女だなんて言わなくていい、「私は別に何者でもないわ」なんて

I'm someone even more embarrassing to be

それより僕はもっと恥ずべき人だ

I'm only the thirteenth son of a king

僕は13番目の王子なだけ

Of a very small kingdom

とっても小さい王国の

Of very small islands to the South

とっても小さい南方の島のね

And nobody sings about this humble face

こんな身分の低い僕のことを賛美する人なんていない

Or my lack of grace

僕の上品さの欠如を指摘することも

Or quotes what comes out of my mouth

僕の言ったことを引用する人もいない

Thank goodness!

むしろ、ホッとしてるけど!

I've journeyed a long way to see your sister crowned

君のお姉さんの戴冠を祝いにはるばるやって来た

To honor and to back you

敬意を示し、君にお返ししようと

Yet here I go to smack you to the ground

なのにここで君にぶつかって倒した

Please accept the humblest of the apologies

心からのお詫びをお受け取りください

From a clumsy prince who's only come to serve and please

参列しにきただけの不器用な王子からのお詫びを

With a line of mean, big brothers

並々ならぬ偉大な兄たちの

That goes on for miles

長く長く続く列の端っこにいる

A man you won't see on a statue of bronze

銅像になんてならない人

Just Hans of the Southern Isles

何者でもない、ただのサザンアイルズのハンスです

 

[Anna]

"Hi, Hans of the Southern Isles"

どうも、サザンアイルズのハンス

[Hans]

"Hi, Anna of Arendelle"

やぁ、アレンデールのアナ

 

 

〜続きを読む以降では、解釈と解説を書いております。〜

 

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*Frozen Broadway* 04. For the First Time in Forever 歌詞

04. For the First Time in Forever

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位置付け

03. Do You Want to Build a Snowman? のラストで扉越しに座り込んだエルサが "Do you wanna build a snowman?" と呟いた後、そのままエルサは立ち上がり、翌日の戴冠式に向けて準備をします。

司教が来て、式典で人々を前に持たねばならない王笏と宝珠を見せますが、エルサは触ろうともしません。

その後ろでは、 アグナルのテーマとも言える、don't let them in, don't let them see のフレーズがオーケストラによって演奏されています。

父アグナル国王が言っていた、" a day when you have to stand before your people without them" (手袋を外して国の人たちの前に立たねばならない日)がついに来たことが示されます。

 

そして舞台が転換し、アナの部屋へ。

女性の召使いがドレスをもって部屋へ来て、アナを起こそうと声をかけます。

起き上がったアナは、髪はボサボサ。これは映画版と同じですが、手にはなんと、「サー・ヨルゲンビョルゲン」が!

(オラアドこと Olaf's Frozen Adventure、邦題『アナと雪の女王 家族の思い出』を参照のこと。)

 

実は、A Little Bit of You のシーンにもちらっと登場しますが、このベッドでアナが持っているのが最後の登場になります。それにしてもオラアドでエルサが再発見した時、アナは「これは誰?」って尋ねるので、知らない設定になっていますから辻褄はあいません。

(まあプロダクション期間が両方被っていたことも想定されますし、調整がうまくいかなかったのでしょうか。うーん惜しい。けど映画と舞台は、製作陣がいくら同じような顔ぶれでもあくまで別の作品ですからね。)

 

そして、寝ぼけてたアナも、召使いの二人が持って来たドレスを見て、思い出します!

待ちに待った戴冠式です!

 

歌詞と対訳

では早速歌詞と対訳いきます。映画版からの変更・追加部分赤字にしてあります。

※1.なお歌詞は、私が聴き取ったものになるので正確かどうかの保証はありません。また対訳もざっくりとつけていますのでご指摘やご意見ありましたらコメントしてください。

※2.歌詞だけが見たい場合はこのままみてください。「続きを読む」以降では、合間で解釈や解説を語りながら、あらためて歌詞をおさらいします。

 

[Anna]

The window is open, so's that door

窓も開いてて、ドアも開いてる

I didn't know they did that anymore

こんなの私が知ってる限りでは初めて

And there's two nice ladies helping me get dressed

それに優しい二人がドレス着るのを手伝ってくれるの

 

"Thank you! Thanks!"

ありがとう!どうも!

 

For years I've roamed these empty halls

ずっと行ったり来たりしてた誰もいない大広間

Why have a ballroom with no balls?

舞踏会を開いてこその舞踏室でしょ

Coronation day is just the best!

戴冠式ってほんと最高!

 

There'll be actual, real-life people

ホントの生きてる人が来るんだ

It'll be totally strange

なんだかとっても妙な感じ

Wow, am I so ready for this change?

あぁ、私ったら心の準備はできてるかしら?

 

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

There'll be music, there'll be light

音楽が奏でられや陽が差し込む

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

I'll be dancing through the night

夜通し踊り続けるの

Don't know if I'm elated or gassy

大はしゃぎ?それとも有頂天?

But I'm somewhere in that zone!

でもなんかそんなとこ!

'Cause for the first time in forever

だってほとんど永遠ぶりに

I won't be alone

独りじゃないもの

 

"(gasp) Oh, I can't wait to meet everyone!"

(息を呑む)あぁみんなに会うのがまちき入れないわ!

"(gasp) What if I meet ... the one?"

(息を呑む)運命の人にあっちゃったりして?

 

Tonight, imagine me, gown and all

今夜の私はガウンとか身にまとって

Fetchingly draped against the wall (gasp)

魅力的に壁にもたれかかっちゃったり(息を呑む)

The picture of sophisticated and grace

まさにエレガントで上品って感じ

(gasp) I suddenly see him standing there

(息を呑む)突然、立ってる彼に気がつくの

A beautiful stranger, tall and fair

背が高くて色白の美しい見知らぬ人に

I wanna stuff some chocolate in my face

チョコかなんか頬張るものが欲しくなるわ

But then we laugh and talk all evening (gasp)

んでそれから一晩笑ってお喋り

Which is totally bizarre

とっても可笑しいわ

Nothing like the life I've led so far

こんなの人生で初めてよ

 

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

There'll be magic, there'll be fun

魔法のようなことや楽しいことに出会えるの

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

I could be noticed by someone

誰かの目に留まるかも

And I know it is crazy

わかってるわ馬鹿げたことだって

To dream I'd find romance

恋を夢見るなんて

But for the first time in forever

でもほとんど永遠ぶりに

(gasp) At least I've got a chance

チャンスはきたのよ

 

[Elsa]

Don't let them in

悟られないように

Don't let them see

見られないように

Be the good girl you always have to be

私はいい子でいなきゃ、いつでも

Conceal, don't feel

隠して、感じないように

Put on a show

さあやるわよ

Make one wrong move and everyone will know

一つでもミスればみんなにバレちゃうの

But it's only for today

でもそれも今日一日のこと

 

[Anna]

It's only for today

今日一日だけ

 

[Elsa]

It's agony to wait

早く終わって欲しい

 

[Anna]

It's agony to wait

待ちきれないわ

 

[Elsa]

Tell the guards to open up the gates

門を開けるよう衛兵に指示して

 

[Anna]

The gates

 

[Guests & Townspeople]

The gates, the gates, the gates

 

[Anna / (Elsa)]

For the first time in forever (Don't let them in, don't let them see)

ほとんど永遠ぶりに (悟られないように、見られないように)

I'm getting what I'm dreaming of (Be the good girl you always have to be)

夢みてたことが現実のもになって来てるの (いい子でいなきゃ、いつでも)

A chance to leave my lonely world (Conceal)

私の孤独な世界を抜け出すチャンスよ (隠して)

A chance to find true love (Conceal, don't feel, don't let them know)

そして運命の人を見つけるチャンス (隠して、感じないように、知られないように)

 

[Guests & Townspeople]

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

We're no longer shut outside

やっと中へ入れてもらえる

For the first time in forever

ほとんど永遠ぶりに

The gates are open wide

城の門が開かれてる

 

 

[Anna / (Guests & Townspeople)]

I know it all ends tomorrow

明日になったら何もかも終わりなのはわかってる

So it has to be today

だから今日しかないの

'Cause for the first time in forever (The first time)

だってほとんど永遠ぶりに

For the first time in forever (The first time in forever)

ほとんど永遠ぶりに

Nothing's in my way! (Today!)

なににも邪魔されないわ!(今日は!)

 

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*Frozen Broadway* 03. Do You Want to Build a Snowman? 歌詞

位置付け (03. Do You Want to Build a Snowman? に至るまでの補足)

Do You Want to Build a Snowmanはリプライズ

おなじみの Do you wanna build a snowman?ですが、ブローズンの場合、このメロディはここが初出ではありません。01. Vuelie / Let the Sun Shine On のVuelie 部分終了後に、昼間から「雪だるま作りたい?」とアナが歌い始め、二人で夜更かしして雪だるまを作る約束をする際に、すでに二人によって歌われています。(二人が対面した状態で Do you wanna build a snowman? と歌っているだけでも胸アツ…という方も一定数いるとおもいますが…)

つまり Do You Want to Build a Snowman? は、二人にとってはリプライズなんですよ!決して離れ離れになってから歌い始めた歌ではなく、もともと二人で歌っていたんです。

 

"Fear will be your enemy, the death its consequence" (恐れが敵となり、死をもたらす)

そしてその夜、二人でオラフを作り、アナがエルサの魔法を褒めて気分が良くなった二人が魔法全開で遊んでいたところ、誤ってアナの頭に直撃させてしまいます。(02. A Little Bit of You

その後、サントラ音源にはなりませんでしたが、氷のように冷たくなるアナを助けるべく、 イデュナ女王が Hidden Folks(映画版でいうトロールたち)を呼ぶための呪文のような歌を歌います。 族長のパビーそしてブルダが姉妹の部屋にどこからともなく入ってきて、パビーがアナから魔法と魔法に関する記憶を消し去ります。

そしてパビーはエルサに告げます。

"Fear will be your enemy, the death its consequence." 

(恐れが敵にとなり、死をもたらす)

後半部分が付け加えられ、かなり深刻なセリフになってます。そしてこれがアグナル国王、イデュナ女王、エルサの中に重く残り続けます。18. Monster にこのセリフがそっくり歌詞となって出てきます。

 

エルサの愛 "It's best for her, is best for me" (アナにとって最善ならそれは私にとっても最善の選択)

それを聞いたアグナル国王は、イデュナ女王のつけていた手袋をエルサに渡し"Keep it inside"と命じ、エルサ隔離を決定。

イデュナ女王は、「姉妹を離れ離れにするのはあまりにも酷い」と拒みます。

しかしエルサは歌います

 

[Elsa]

Mother,  it probably has to be

お母様、多分こうしなきゃいけないのよ

What's best for her is best for me

アナにとって最善の選択なら、それは私にとっても最善な選択

Father, I'll do as you say

お父様、言われた通りにします

 

[King Agnarr]

We'll help you to control it, I know we'll find a way

魔法をコントロールできるようになるため助けるから。方法は見つけられるはず

 

 [Anna]

<意識を取り戻したアナが起き上がる>

"Mommy?"

ママ?

 

[Queen Iduna]

Only until we gain more answers in hand 

We'll find a way back

(こうして離れ離れになるのも)他の答えが見つかるまでのこと

なんとかして方法を探さなきゃ

 

[King Agnarr & Queen Iduna]

to be a family again

私たちが再び「家族」になれるように

そしてこの後実際にリストラされた召使いたちが城を去る様子も再現されます。

 

なかなかDo You Want to Build a Snowman? に入らなくて怒られそうですが、これはスキップするわけにいきません。

 

エルサのアナに対する愛がひとことにぎゅっと詰まっています。

"What's best for her is best for me" 

(アナにとって最善の選択なら、それは私にとっても最善な選択) 

エルサは、全てにおいて、一貫してこのロジックで行動してきたんですね。

ちなみにここでエルサが両親に語りかけるメロディは、後に18. Monster で Father... / Mother... と呼びかけるところのメロディと同じです。

 

アグナル国王とイデュナ女王のスタンスの違いも興味深いです。

アグナル国王はとにかくエルサの力を隠して、隔離しなきゃしか考えてない一方で、イデュナ女王は「姉妹を離れ離れにするのはあんまりだ」と言ったり、隔離が決まっても、隔離はより良い方法が見つかるまでのとりあえずの手段だ、という旨のことを言ったり。

そして何が悲しいって、

We'll find a way back to be a family again

(私たちが再び「家族」になれるように)

 ってことは、今こうやって離れ離れになっている状態は「家族」じゃない、っていう認識なんですね。

(リメンバーミー(COCO)のミゲルのおばあちゃんエレナの言っていたセリフのよう。「一緒にいるのが家族」。裏を返せば、"いま" 一緒にいるアナ、エルサ、オラフ、クリストフ、スヴェンも「家族」ってことですよね。)

 

とにかくこのようなことがあってからの Do You Want to Build a Snowman? なんです!

とりあえず言いたいことは、なぜこんな大事な曲をサントラに入れない!!!!! ということ。

 

それでは  Do You Want to Build a Snowman? の歌詞へ!

 

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*Frozen Broadway* 02. A Little Bit of You 歌詞

02. A Little Bit of You 歌詞

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位置付け

Overture としての "Vueile" そして "Frozen Heart" にとって代わる形で、"Let It Go" の 'Let the storm rage on' の対になるオープニングナンバーとして登場した "Let the Sun Shine On" が続き、アレンデールの祭りが終わって部屋に戻ってきた姉妹は、両親に寝かしつけられます。

しかし昼間にエルサと約束していた、"We will stay up late and build the snowman" をアナが忘れるわけありません。

両親が去るやいなた、アナはエルサをベッドから引きずり出して遊ぼう遊ぼう言い始めます。A Little Bit of You というナンバーは、一緒にオラフを作る場面、そして、寝室でエルサの魔法で遊ぶ場面の二つに分かれており、両者の間に会話のパートが入ります。この曲は、エルサの魔法が誤ってアナの頭を直撃するところで終了します。

二人にとって「オラフ」がどんな位置付けなのかについて、歌詞でしっかり語られることがこのナンバーの見所でしょう。

 

歌詞と対訳

では早速歌詞と対訳いきます。

※1.なお歌詞は、私が聴き取ったものになるので正確かどうかの保証はありません。また対訳もざっくりとつけていますのでご指摘やご意見ありましたらコメントしてください。

※2.歌詞だけが見たい場合はこのままみてください。「続きを読む」以降では、あらためて歌詞をみながら、その合間合間でちょくちょく解釈や解説を入れて、語りたいことを語ります。

 

[Elsa]

"You know, there's a recipe to making a proper snowman"

あのね、 雪だるまを作るのには '正しい' やり方があるの

 

[Anna]

"Really?"

そうなの?

 

[Elsa]

Uh-huh.

A little bit of you, a little bit of me

アナのひとかけと私のひとかけ

A part that loves to dream

夢見ることが好きな部分に

 

[Anna]

A part that swings from a tree

木にぶら下がるのが好きな部分も

A little like me, a little like you

私にちょっとにてて、エルサにもちょっと似てる

 

[Elsa]

A part that's nice

ステキな部分に

 

[Anna]

A part that's naughty too

やんちゃな部分も

 

[Both]

A loyal friend

忠実な友達

 

[Elsa]

Who is there no matter what

何があっても居てくれる

 

[Anna]

There no matter what

何があっても

 

[Elsa]

A big round belly

大きな丸いお腹

 

[Anna]

And a big bouncy butt!

それに大きなはずむお尻!

 

[Both]

He'll love warm hugs and the bright sunlight

あったかいハグと明るい陽の光が大好きで

 

[Anna]

And he'll really love the summer

夏がとっても大好き

 

[Elsa]

But he'll melt!

でも溶けちゃうわ!

 

[Anna]

Yeah, you're right

"Oh!" So we'll build him back together

あぁ、そっか

あ! 溶けたら一緒に作り直そうよ

 

[Elsa]

Yes, together, that's the key!

そう、一緒に、それが大事ね!

 

[Both]

'Cause he's a little bit of you and me

だってこの子は、私たち二人のひとかけずつだもん

 

[Elsa]

"Okay, time for bed"

さぁ寝る時間よ

 

[Anna]

"What? No! Time for more magic, please and thank you!"

え?ダメ!もっと魔法を見せてくれるんでしょ、お願い!

 

[Elsa]

"Anna, you know I'm not supposed to even be doing this!"

アナ、こんなことだってしちゃいけないことだってわかってるでしょ!

 

[Anna]

"But your magic is the most beautiful, wonderful, perfectful thing in the whole wide world!"

でもエルサの魔法は、広い世界で一番キレイで、ステキで、完璧なんだよ!

 

[Elsa]

"Do you really think so?"

本当にそう思うの?

 

[Anna]

"Yes! So do it, please, before I burst from inside to outside!"

うん!だからやってよ!早くしないと爆発しちゃうよ!

 

[Elsa]

"Okay, okay, don't burst!"

わかった、わかったって。落ち着いて!

 

<Elsa show some magic>

エルサが魔法を見せる

 

[Anna]

"Whoa!"

うわぁ!

 

[Elsa]

A little bit of you, a little bit of me

アナのひとかけと私のひとかけ

 

[Anna]

You do the magic and I get to see

エルサが魔法を使って私が見るの

 

[Elsa]

A little bit of fun

楽しいひとかけ

 

[Anna]

A little bit of fun in the middle of the night

真夜中の楽しいひとかけ

 

[Elsa]

A little bit of magic and it all takes flight

La la la la

....

魔法のひとかけ 全部空中を飛んでいくの

 

[Anna]

This is so amazing! More more more!

これスゴ~い!もっともっともっと!

 

[Elsa]

A little bit of you!

アナのひとかけ!

 

[Anna]

Magic! Magic! Do it, Elsa, do it more!

魔法!魔法!やって!エルサ、もっとやって!

 

[Elsa]

A little bit of me

私のひとかけ!

 

[Anna]

Me me me me me me

A little bit of you, a little bit of me!

Look at me!

エルサのひとかけ、私のひとかけ!

見て!

 

[Anna]

<Magic struck Annas head>

アナの頭に魔法が当たる

(Screams)

叫ぶ

 

[Elsa]

Anna!

アナ!

 

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