追記!(2020/02/22) 2020年2月18日からの新キャスト導入に合わせて、ブロードウェイ版の演出北米ツアー版に合わせて変更されました。この「I Can't Lose You」も追加され、代わりにFor the First Time in Foreverのリプライズがカット、ツアーと同様に終盤のアナのソロ曲 True Love もカットされた模様です。その他細かい演出変更は判明し次第更新ないし、別記事でまとめます。なお当ブログ筆者westergaard は3月末に2020年度版を鑑賞しに行く予定です!
ツアーズンには「生まれてはじめて(リプライズ)」がない!?
ブローズン(ニューヨーク・ブロードウェイでの上演版)ではアナがエルサのアイスパレスに着いたときに2013年の映画と同じように「For the First Time in Forever (Reprise)」を歌います。序盤にデミロヴァート版エンドソングの「Let It Go」の追加歌詞の一部を改変した「Standing frozen in the life I've chosen / Please don't find me the past is all behind me buried in the snow / Let me go」が入っているものの後はほぼ映画通りです。
[Elsa] Standing frozen in this lifeI’ve chosen 凍りついて立ち尽くす 私が選んだこの人生 Please don’t find me, the past is all behind me だからお願い 探そうとしないで 過去は全て過ぎ去ったの Leave me in the snow 私のこと 雪の中に残して帰って Let me go 私を自由にさせて
[Anna] No, Elsa wait! Don’t go! ダメよエルサ!行かないで!
[Elsa] I’m just trying to protect you. あなたを守ろうとしてるだけよ
[Anna] You don’t have to protect me. I’m not afraid! 守ってもらう必要なんてない!私は怖くないもの!
[Elsa] What do you want, Anna? 何が望みなの?アナ?
[Anna] This. Just you and I talking これよ ただあなたと私で話すこと And chatting, and taking up space おしゃべりして、一緒に場所を共有すること And you. You look so at peace そしてあなたよ。今エルサはとっても安らいでる Which I did not predict after all that took place 私は予想だにしなかった あんなことが起きちゃった今 I’m so sorry. I didn’t know, I couldn’t see 悪かったごめんなさい 知らなかったの わからなかったの I knew you were hiding, but selfishly thought 隠れてるのは分かってた でも自分勝手にだと思ってた You were hiding from me 私から隠れてたのは
That’s why I’ve come all this way だから私はここまで遥々やってきた To look in your eyes and say あなたと目を合わせて これを伝えるために
I can’t lose you. Not again エルサを失えないわ もう二度と I can’t lose you like then エルサを失えないわ あの時みたいに If you could see yourself the way I do もしエルサが自分のことを 私がエルサを見るように見れるなら Then you’d see why I can’t lose you きっとわかるはず どうして私がエルサを失いたくないか
[Elsa] Wait! I’m happy you came 待って! 嬉しいのよ あなたがきてくれて But it’s not safe to stay here and talk でも ここに残ってお話しするのは 安全じゃないの Don’t get close, this is all so brand new 近づかないで 何もかも初めてなの Let me first learn to crawl before I try to walk まず這うことからできるようにならなきゃ 歩こうとする前に I’m at home here. Up in the cold, up in the air ここを我が家のように感じるの 天へと高くて寒いこの場所で But it all turns to chaos near people I love 私は愛する人たちの近くでは カオスしか起こせないって分かった And with how much I care 私がどれほど気にかけているか Please don’t remind me to feel お願い「感じること」を思い出させないで Believe me, the danger is real 信じて 冗談でなく危険なの
[Both] I can’t lose you. Not again あなたを失えないわ もう二度と I can’t lose you like then あなたを失えないわ あの時みたいに
[Elsa] You don’t know the things that I can do 知らないのよ 私に何ができるのか Keep your distance ‘cause I can’t lose you だから離れて アナを失いたくないもの
[Anna] I can’t lose you エルサを失いたくないわ You have to listen. I’ve come here to tell you だから聞いて こうしてここに伝えにきたの That everything’s different now that I understand 何もかも変わった もう今私は理解したの
[Elsa] I know you mean well, but the air’s getting colder わかったわ その気持ち でもこうして気温が下がっていく Just leave me alone. Let me get this in hand 私をひとりにさせて 私にコントロールさせて
[Anna] And I’m here for you. We can fix this together ほら 私はあなたのためにここにいる 一緒に元に戻そうよ For once try to trust me. I’m begging you now 私を信じてみようと一度だけトライして 今心からお願いしてるの
[Elsa] Don’t you see I’m the storm? And you make me worse? 私が嵐なのをわからない? あなたがより一層ひどくさせてることも? I would fix it, but I don’t know how…! 私だって元に戻したいわ でもねやり方がわからないの!
[Both] I can’t lose you. Try to see あなたを失えないわ 分かってよ
[Anna] Why can’t you talk to me? どうして私とちゃんと話ができないの?
[Elsa] I’m trying to tell you that それを伝えようとしてるじゃないの
[Both] I can’t lose you. Like before あなたを失えないわ あの時みたいに
[Elsa] As much as I wish, I can’t open that door やりたいと思えば思うほどドアを開けられないの
[Anna] It’s my turn to open that door 私がドアを開ける番よ
[Both] If you loved yourself the way I do もしあなたが自分のことを 私があなたを愛しているように愛するなら Then you’d see why I can’t lose you! わかるでしょう? 私があなたを失えない理由を!
歌終了後の会話
[Elsa] You’ll never lose me. あなたが私を失うことは決してないから But you must leave me now! でも今すぐ私から離れないと!
[Anna] Then what about the kingdom? じゃあ王国はどうなるの?
[Elsa] You’ll make a great queen. アナはきっと素晴らしい女王になれるわ
[Anna] You can’t just leave it frozen. 王国を氷漬けにしたままにはできない!
[Elsa] Frozen? 氷漬けに?
[Anna] Do you know? 分かってる? You sort of set off an eternal winter everywhere. エルサはどうやら永遠の冬にしてしまったみたいなの そこら中を
Frozen2 アナと雪の女王2のエンドクレジットには、中元みずきさんのカヴァーで日本語吹き替えの用意された Into the Unknown の他に、クリストフのLost In the WoodsをWeezerが、イドゥナ王妃が歌うノーサルドラに伝わる子守唄 All Is FoundをKacey Musgravesがそれぞれカヴァーバージョンを用意しています。
基本的に歌詞は劇中歌と同じで、Into the Unknown はmyとyourが入れ替わる1箇所のみの歌詞変更ですし、Lost in the Woodsは完全に歌詞が一緒なので油断していましたが、All Is Found だけは新歌詞の挿入があったことに気づいたので、記事を書き足しています。
The Wind Spirit had lifted them out of the Enchanted Forest while others were locked in. It was Gele. Gale had always been there to protect Elsa's family, even before she was born. 風邪の精霊が二人(イドゥナとアグナル)を運び上げ、みんなが閉じ込められている中、魔法の森の外へ出してあげました。ゲイルだったのです。ゲイルはエルサの家族をずっと守ってきたのです、彼女が生まれる前からも。
根拠2)アナのセリフ「When are you going to see yourself the way I see you?」
冒頭、ジェスチャーゲームをしているときに「声」が聞こえてきたエルサは、部屋へ一人戻ります。そこへ現れたアナに、声が聞こえることを告白しようと思いつつもやめてしまうエルサ。代わりに彼女の口から出た言葉は、「I just don't wanna mess things up.(台無しにしたくないの)」。それに対するアナのセリフが次の通りでした
What things? You're doing great. 台無しにするって、何を? エルサはよくやってるじゃない。 Oh, Elsa, when are you going to see yourself the way I see you? あぁ、エルサったら、いつになったらエルサは、私がエルサを見るような見方で、自分のことを見られるようになるわけ?
この直後、エルサはアナによって歌われる「All Is Found(魔法の川の子守唄)」によって眠りにつき、そして再び「声」によって起こされて歌い始めるのが「Into the Unknown」な訳です。
アナがエルサに言っているセリフは非常に重要だと考えられます。 つまりこれは、「エルサが自分自身に対する見方が変わったとき、その答えが全て見つかるだろう(All will be found)」というわけです。アナちゃんは無意識のうちにこういうヒントを出していたのではないか、と。
モアナが特に重要なのは(何度か私がここのブログでも引用させていただいているdpostさんの記事に詳しく書かれているように)始まりは「呼ばれるから呼ばれる場所へ向かう(the sea calls me)」という受動的なものでも、「I AM MOANA」と自己定義することによってゴールにたどり着ける。 たとえ向かう先が同じであっても「自分自身の意思で、自分自身の決定にしたがって進む」のが重要であるのだということを、メインテーマでありI Wish Songである「How Far I'll Go」のメロディに5音節「I AM MOANA」というフレーズを加えることで再現したという素晴らしいリン=マニュエル・ミランダの音楽マジックで強調しているわけです。(詳しくは読んでください。)
それでも字幕・吹き替え共に「みつけた」でGOが出たのは、上に書いてきた通り、「エルサが、自分の心の声に従い、自分によって自分を見つけた」という「心の声」的な解釈をし「自発的な」「自己定義をする」「I AM MOANA的な」プリンセスということで、受動態ではなく能動態の「みつけた」でGOを出した!ということではないでしょうか?
Sámi people – the Indigenous communities in Scandinavian regions – recognized the tune right away. It turns out the context behind that music was subject to erasure. サーミの人々(スカンジナビア地方で暮らす "インディジナスな"* コミュニティ)は(一作目を見て)あるメロディにすぐに気づいた。その音楽の背景にある文脈は「消去の対象」となっていたのだ。 ※indigenousの訳し方はいろいろな難しさを含む:今までは「先住の」「土着の」とされてきたが、政治的正しさの観点から、「地域にもともといた」と訳すのが最も適切なようである。
The song is Vuelie and it was written for the film by South Sámi musician and composer Frode Fjellheim, who adapted it from one of his earlier songs, Eatnemen Vuelie (Song Of The Earth). His music draws on joik, an ancient vocal tradition that was outlawed when Nordic Indigenous communities were Christianized. その曲は「ヴェリィ」(♫ナーナーナヘイヤーナ…)で、その曲は南部サーミの音楽家で作曲家のフローデ・フェルハイムが手掛けたもので、彼は自身が作ったEatnemen Vuelie(大地の歌)をもとに作曲したのだった。 彼の音楽は「ヨイク」と呼ばれるノルウェーのインディジナスのコミュニティがキリスト教化されたときに非合法化された古くからの歌唱伝統の系譜を引く。
The selective use of Sámi culture in Frozen led to debate on social media about appropriation and whitewashing, and not just because of the joiking. アナと雪の女王におけるサーミ文化の選択的使用は、文化盗用(アプロプリエーション)やホワイトウォッシュ(白人文化化)の観点からSNS上で議論を呼んだ。それはヨイクだけの問題ではなかった。
The character Kristoff (voiced by Jonathan Groff) has a wardrobe that resembles what Sámi reindeer herders would wear, but he looks very Norwegian. To be fair, Sámi people can have blond hair and blue eyes – the result of forced assimilation and ethnic cleansing for over a century. クリストフというキャラクター(声はジョナサン・グロフが担当)はサーミのトナカイ飼いが着るような衣装に似た服を着ているが、非常にノルウェー人(ノース人系)っぽく見えるのだ。公平な立場で言うと、サーミの人々であってもブロンドの髪の毛で、瞳の色が青になることはあり得るのである。それは1世紀以上にわたる矯正された「同化」と「民族浄化」の結果によるものだが。
To make sure cultural erasure didn't happen in Frozen II, Sámi leaders entered into a contract with Disney that affirms ownership of their culture. アナと雪の女王2では、そういったような「文化の消去」は起こらないようにするために、サーミの指導者たちはディズニーと、彼らの文化の所有権を確認する契約を結ぶことになった。
This time, filmmakers Jennifer Lee, Chris Buck and producer Peter Del Vecho sought out expert advice on how to respectfully portray Indigenous culture, which is heavily and intricately featured in the film and its reconciliation plot. 今回は、監督であるジェニファー・リーとクリスバック、そしてプロデューサーのピーター・デル・ヴェッコが、十分にリスペクトを持ってインディジナス文化を描くためにどうしたら良いか、専門家の助言を求めたのだった。そしてそれは映画の和解の物語の中で、かなり濃密にそして複雑に取り扱われた。
The sequel finds Elsa summoned by a mysterious siren, a melodic voice calling from a far off land that holds buried secrets about Arendelle’s past. The ensuing story enriches and expands the mythology behind its characters. It turns out Elsa and a fictional community called Northuldra (who are inspired by the Sámi) have a shared history. The film acknowledges the erasure of the Northuldra and their absence from the original film in dramatic terms. この続編はエルサが謎の呼びかけに呼ばれるところから始まる。その歌声はアレンデールの過去についての葬られた秘密を持った遠い場所からきているのだった。 それに続いて起こる物語は、登場人物たちの背景の神話をより豊かにし、拡大していく。結果として、エルサとノーサルドラと呼ばれる架空のコミュニティ(サーミからインスピレーションを受けたもの)は共通した歴史を持っていることがわかる。そして映画は、ノーサルドラの抹消と一作目の映画に彼らが登場しなかったことを作劇的に認めた表現をする。
After finding out that their culture would play an even more significant role in the Frozen sequel, the Sámi parliaments of Norway, Sweden and Finland, along with the Saami Council (a non-governmental organization of the Sámi people), reached out to the movie’s producers to collaborate. The filmmakers were on board, and the Sámi groups rounded up a group of experts (called Verddet) to act as cultural consultants for the animation team. サーミの文化がアナと雪の女王の続編でより重要な役割を果たすことになることが分かってから、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドのサーミ議会と、サーミ評議会(サーミの人々によるNGO:詳しくはこちら)は映画の制作者たちとコラボレーションするために連絡を取った。製作陣は現地へ向かい、アニメーションチームを支えるために文化のコンサルタントとして動く専門家集団(Verddetと呼ばれる)をサーミの人たちが形成した。
Among the group was Anne Lájla Utsi, managing director at the International Sámi Film Institute, who shared with NOW the ceremonial non-confidential version of a contract drawn up between Walt Disney Animation Studios and the Sámi people. グループの中には、かつてWDASとサーミの人々の間で結ばれた、今となっては形式だけで信頼の置けないバージョンの契約を結んだ、国際サーミ映画協会のマネージングディレクターAnne Lájla Utsiもいた。
The contract, signed by Del Vecho and the Sámi parliament reps, is printed to look like a hand-written document. It outlines the studio's “desire to collaborate with the Sámi in an effort to ensure that the content of Frozen 2 is culturally sensitive, appropriate and respectful of the Sámi and their culture.” デルヴェッコとサーミ議会の代表たちによって結ばれた今回の契約は、手書きの書類のように印刷された。その中では「スタジオ側にある、アナと雪の女王2の内容を文化的に敏感で、ふさわしくそして十分にリスペクトを持ったものにすることを保証するための努力をするためにサーミの人々とコラボしたいという要望」が説明された。
In exchange for the Sámi people’s input, Disney agreed it would also produce a dubbed version of Frozen II in one Sámi language (similar to the Maori-language, Tahitian and Hawaiian dubs of Moana) and participate in cross-learning initiatives that contribute to Indigenous communities in Scandinavia. サーミの人たちの協力へのお返しとして、ディズニーはアナと雪の女王2のサーミの言語での吹き替え版を制作すること(モアナにおいてマオリやタヒチ、ハワイの言語で行なったのと似たように)スカンジナヴィアのインディジナスコミュニティに貢献する横断的学びのイニシアチブに協力することに合意した。
“We have been approached by many outside filmmakers who are interested in Sámi stories,” says Utsi, who is appreciative of Disney’s collaboration and hopes others follow the studio's lead when it comes to telling Sámi stories. Utsiが言うには「我々はこれまでも、サーミの物語について関心を持った多くの海外の製作陣から接触された」と。彼はディズニーの協力に感謝し、サーミの物語を伝えることにおいて、他がそれに続くことを望んでいる。
“This is a good example of how a big, international company like Disney acknowledges the fact that we own our own culture and stories. It hasn’t happened before.” 「これは非常に良い事例なわけです。どのようにこの巨大で国際的な会社であるディズニーが我々が自身の独自の文化や物語を持っていると言う事実を正当に評価するやり方のね。こんなこと今までありませんでしたから。」
In Frozen II, Fjellheim's Vuelie gets an encore recital, but this time it is sung by the Northuldra characters, a nod to their Sámi-inspired heritage. Other elements in Frozen II inspired by Sámi culture include spirits that represent earth, wind and fire. アナと雪の女王2においては、フェルハイムのヴェリィが再び演奏されるが、今回はノーサルドラの登場人物たちによって歌われるのだ。サーミからインスピレーションを受けた遺産への敬意の表現として。アナと雪の女王2における、サーミの文化からインスピレーションを受けた他の要素としては、大地、風、そして火を代表する精霊たちが挙げられる。
There’s also the Northuldra dress, which Utsi explains was a sensitive area. Indigenous communities across the globe have to be wary of how their traditional garments are used considering how they are often appropriated for mascots or Halloween costumes. 加えて、ノーサルドラの衣装もある。Utsiによればそれは非常にセンシティヴな部分だと言う。世界中のあらゆるインディジナスコミュニティは彼らの伝統的な衣装がどのように使われるかについて非常に警戒しているのだ。それらが頻繁にマスコットとしてあるいはハロウィンのコスチュームのように文化盗用されることを考慮して。
“We felt good about them,” says Utsi about the white fur garments worn by Northuldra characters, as well as their traditional use of reindeer and guksi cups. 「我々は良いと感じました」とUtsiは言います。ノーサルドラの登場人物たちが着ている白い毛皮の衣装についてと、トナカイやククサという器の伝統的使用について含めて。
Just do the next right thing ただやるの 次にすべき正しいことを Take a step, step again 一歩、また一歩 It is all that I can to do the next right thing それしかできないんだから 次にすべき正しいことをする
***
I won’t look too far ahead 遠すぎ先を見たりしない It’s too much for me to take 私にはそれは大きすぎてできない But break it down to this next breath でも次の一息でできる分まで困難を分割して This next step 次の一歩 This next choice is one that I can make 次の選択は私自身が決められること
***
So I’ll walk through this night だから私はこの夜を歩き続ける Stumbling blindly towards the light よろけながらもやみくもに光に向かって And do the next right thing そしてやるの 次にすべき正しいことを
確かに前作のエピローグでは、For the First Time in Forever と Do You Want To Build a Snowmanのマッシュアップのメロディで、姉妹の物語としては美しく終わっていた。しかし今作のエピローグは、今作の序盤の曲「Some Things Never Change(決して変わらないものもある)」のメロディをベースにそこに「Vuelie」を乗せていくという旋律になっていることから、物語全体が1・2を組み合わせても「Vuelie」に始まり「Vuelie」に終わる構造になっている。
そして、その一部を狂言回しであるオラフによるメタ的な喜劇として描くことによって、作品自体を一歩引いた視点でみせルコとができるようになり、その結果ディズニー自身についての自己言及を自然な形でできた、という結果が、「The Next Right Thing」に象徴的に現れているのではないか?という私の論でした。