westergaard 作品分析

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Toy Story 4 ボー・ピープに関する記事の和訳

【英文記事の抜粋和訳】Toy Story 4 に再登場するボー・ピープについて

今回は自分のメモ用というのが大きな目的になっていますが、せっかくなのでここに書こうと思いました。

 

 

今回の元は、こちらの記事

Joseph Jammeer Medina (Jan.28.2019) "Toy Story 4: Bo Peep Is Back In New Teaser And Poster! New Synopsis Revealed!" on LRM Online ( lrmonline.com )

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Bo Peep (Toy Story 4)

こちらの記事より部分的に抜粋して私なりの訳をつけたいと思います。

 

 

今回話題になっているのが、アメリカ時間1月28日の朝に突如 Pixar/Disneyから公開された、ボー・ピープの登場するTeaser動画と、ポスターになっています。

 

そしてこの記事では Synopsis あらすじも入手したということで、監督のコメントも交えて紹介されています。

その部分について原文と対訳をならべて記していこうと思います。

 

***

 

<イントロ>

“Bo Peep is back!” Disney shared an in an announcement.

「ボー・ピープが帰ってくる」ディズニー社が発表のなかで明らかにしました。

 

“This long-lost friend of Woody, Buzz and the gang always shared a special connection with Woody, but they have not seen each other in years, and Bo has become chipped and faded over time. 

「この長年離れ離れになっていたウッディ、バズと仲間たちの友達(ボー・ピープ)は、ながらくずっとウッディと特別な関係を持っていましたが、長年の間顔をあわせることがありませんでした。そしてボーは時が経つにつれて、(陶器製の体が)かけたり、色も褪せました。」

 

Bo’s strength and sarcasm always belied her delicate porcelain exterior, and it turns out she’s an adventure-seeking free spirit who feels right at home on the road.

ボーの強靭さと皮肉さは、常に彼女の壊れやすい陶器製の体を差し置いて前面に出て(直訳:覆い隠し)彼女が道端こそが居場所(ホーム)であると感じるほど、冒険志向の自由な精神の持ち主だということが明らかになります。

 

When she and Woody are reunited under unlikely circumstances, they realize they’ve grown worlds apart when it comes to life as a toy.”

彼女とウッディが思いもよらない状況で再会した時、お互いのおもちゃとしての人生が全くかけ離れていたことを二人は認識するのです。」

 

***

 

<クーリー監督と声優ポッツ氏のインタビュー>

"Bo's taken control of her own destiny", said Toy Story 4 director Josh Cooley.

「ボーは自分の運命を自分でコントロールしています」とトイストーリー4の監督ジョシュ・クーリーは話しています。

 

"While Woody was watching Andy grow up, Bo gathered dust until she took upon herself to head out into the world. And when Woody shows up, they can't believe that they've found each other again."

「ウッディがアンディの成長を見守っていた一方、ボーは自身の選択で外の世界に飛び出すまでの間、埃をかぶって使用されずに放置されていました。そしてウッディが姿を現した時、二人はお互いを再び見つけたことを信じられないのです。」

 

Annie Potts returns as the voice of Bo Peep. "She is modern, independent, capable and confident," said Potts of her character.

アニー・ポッツ(一作目の時の声優)がボー・ピープの声優として戻ってきます。「彼女は現代的で、自立していて、力量があって、地震もあります」ポッツは自身の担当するキャラクターについて語ります。

"Bo is written and conceived to be inspiring as she has weathered life's ups and downs with grace. I aspire to that"

「ボーは、雨風にさらされる人生の浮き沈みに加え、上品さも持ち合わせており、その点で(観客にとって)刺激的になるように描かれ想定されています。まさに私が強く望むものです。」

 

***

 

<公式発表されたあらすじ>

"Woody (voice of Tom Hanks) has always been confident about his place in the world, and that his priority is taking care of his kid, whether that's Andy or Bonnie. 

「ウッディ(声優トム・ハンクス)は常に彼の居場所について自信を持ち続けてきており、彼にとっての優先事項は、アンディであろうとボニーであろうと、彼の持ち主の子どもの面倒をみることです。

So when Bonnie's beloved new craft-project-turned-toy, Forky (voice of Tony Hale), declares himself as "trash" and not a toy, Woody takes it upon himself to show Forky why he should embrace being a toy.

そのため、ボニーが工作プロジェクトで作って新しくおもちゃになったフォーキー(声優トニー・ヘイル)が自信を「ゴミ」でありおもちゃではないと主張した時、ウッディはフォーキーにおもちゃであることを受け入れるべき理由を説明します。

But when Bonnie takes the whole gang on her family's road trip excursion, Woody ends up on an unexpected detour that includes a reunion with his long-lost friend Bo Peep (voice of Annie Potts).

しかし、ボニーがおもちゃの仲間たちを家族で行く小旅行に連れて行くと、ウッディは予期せぬ寄り道をすることになり、そこで長年離れ離れになっていた友、ボー・ピープとの再会を果たすのです。

After years of being on her own, Bo's adventurous spirit and life on the road belie her delicate porcelain exterior.

何年もの間一人で生きてきた結果、ボーの冒険精神と道端での暮らしは、彼女の壊れやすい陶器製の体をそぐわないものにしていました。

As Woody and Bo realize they're worlds apart when it comes to life as a toy, they soon come to find that's the least of their worries."

ウッディとボーは、二人のおもちゃとしての人生という点において、あまりにかけ離れていることを認識するにつれて、それこそ自分たちがほとんど全く心配したことがないことだったことに気づくのです。」

 

*** 

(翻訳終わり)

 

 

ということで、ブローズンの姉妹や、シュガーラッシュオンラインのプリンセスたち同様「ドレスを脱ぎ」「パンツ姿」になって再登場することになるボー・ピープ。

 

そして異常なほど真っ白だった肌はポリコレ意識の補正ではなく「色褪せ」(あるいはいわゆるおもちゃの「日焼け」というものかも)であるということも明らかに。

リークしていた画像にはありませんでしたがティザーポスターではかつてのスカートをケープとして活用していることも確認できます。

 

「埃まみれになっていたところを自分の意思で外の世界へ出た」という設定や、「陶器製の割れやすい体にそぐわないアクティブな生活をしている」といった表現もなかなか現代のコンテクストを意識している感があって、ディズニーの描く女性像研究をしている自分としては非常に興味深いです。

 

そして、バグズライフのアッタ姫以降、レミーのおいしいレストランのコレットやインクレディブルシリーズのイラスティガールことヘレン、そしてプリンセスの革命児にしてスタジオ違いのいじめられっ子メリダのように「タフな女性」を描き続けてきたピクサーが、ついにその歴史の中で例外でもあった男たちがウッディ探しに冒険に行く際(トイ・ストーリー2)には留守番をしていたボー・ピープをこのように描くというのは非常に面白い展開です。

 

引き続き注目して生きたいと思います。

今回はここまでということで。